下野市の帯状疱疹ワクチン任意接種の助成は今年度で終了
帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスが、数十年もの間、体内の神経節に潜伏し続けることで起こります。加齢や疲労、ストレスによって免疫力が低下すると、このウイルスが再び活性化して、神経に沿って痛みや発疹を引き起こします。50歳を過ぎると発症率が上がり、進行すると皮膚の症状が治まった後も数ヶ月から数年にわたって痛みが続くことがあります。また、まれですが顔面に発症した場合には、顔面まひや視力に影響を及ぼすこともあります。そのため、ワクチン接種による予防が何より大切です。
帯状疱疹ワクチンには2つの種類があります。それぞれ特徴や接種回数、費用が異なるため、ご希望に合わせて選択することが可能です。従来から使用されている生ワクチンは水ぼうそうのウイルスを弱毒化させたもので、1回の接種で済み費用を抑えられるというメリットがあります。しかし、新しいワクチンと比べて予防効果が低く5年程度で効果が減弱してしまいます。また、免疫力が低下している方や免疫を抑制する治療を受けている方には接種できない場合があるため注意が必要です。シングリックスは長期にわたる高い予防効果のある不活化ワクチンです。一方で2ヶ月の間隔をあけて合計2回の接種が必要であったり、筋肉注射であるため接種部位の痛みや腫れなどの副反応が出やすい傾向にあります。費用も生ワクチンと比べて高額です(自費の場合1回22000円)。どちらのワクチンを接種するべきか悩まれる場合は外来でご相談下さい。
65歳以上の方(その年度に65、70、75、80、85、90、95、100歳になる方)の定期接種が開始されて1年が経過しました。2029年度まで続く予定ですので、希望される方は忘れずに接種するようにしましょう。また、地域によっては50歳以上の方を対象に任意接種費用の一部助成を行っております。ただ、下野市は帯状疱疹ワクチンの任意接種助成を令和9年3月31日で終了予定と発表しました。65歳になる前に接種したい方や、定期接種のタイミングを逃し次の定期接種より早めに接種したい方は今年度中の任意接種をご検討下さい。

